#35 布団の下からパスポート・・・

#35 布団の下からパスポート・・・

ギャッベやキリムを織るカシュガイ族に会いに行く旅〜5日目夜3〜

 

こんにちは!ヨシカワです!

 

シラーズの南100kmのところにあるカシュガイ族の街フィルザバードにて

 

昨日のブログでは、パスポートを警察に持って行かれたところまで書きました。

 

↓↓詳しくはこちら↓↓

#34 パスポートを持っていかれた・・・

 

現地時間0:00前

 

(本当に今晩中に返って来るのか)

(心配しかない・・)

 

パスポートの1件があったおかげで、まだみんな晩ご飯をたべれていません。

 

もう時間が遅く、ムハンマドのお姉さんの家でいただくはずだったのが行くことができません。

 

しかも、電話がかかってくるまで待機しとかないといけない。

 

ムハンマド「お腹減ったでしょ?」

「そうだね・・」

ムハンマド「ファーストフードでいい?食べに行こう」

ムハンマド「携帯に連絡が来るから食べに行っても大丈夫だよ」

 

ムハンマドの車で街中へ・・

 

イランに来て5日目にして初めての外食

到着したのは、ピザやハンバーガー、ホットドックと書かれたお店

 

ムハンマド「何を食べる?」

 

(メニューがペルシャ語で全然読めない)

(金額もペルシャ数字でわからない)

 

「ムハンマドと一緒のでいいよ」

 

注文して待っている間の写真

左からムハンマド・ラヒム・僕

 

(今この写真を見るとすごく面白い・・笑)

(みんなめっちゃテンション低いし、疲れてる・・)

(ラヒムに関しては頭抱えてるし・・笑)

(いかに、警察とのやりとりがめんどくさかったかがわかる)

 

この時、時間は0:00時をまわっていました。

 

注文したメニューがきました!ケンタッキーフライドチキンのメニューにあるツイスターみたいなモノ

 

「いただきまーす!」

 

(おいしい!!)

ナンで野菜とお肉を巻いて、中にチリソースがかかっていました。

 

(少しピリ辛な感じ)

(疲れ過ぎてたんで、全身に染み渡る・・・)

 

食べ終わるとラヒムが無言で立ち上がり、

支払いへ・・・

 

ムハンマドと僕「いやいやいや!払う払う!!」

ラヒム「いいよ、いいよ」

 

「ごちそうさまです・・・」

 

(イランに来て、まだカシュガイの帽子を買った時しか支払いをしていない・・)

(みんなどんだけやさしいんだ!!)

 

 

食べ終わり帰る時は0:00過ぎ

アーシューラというお祭り中だったので、

外は若者で賑わっていました。

 

僕らは足早に家に戻りました。

 

 

警察からの電話はまだ来ないまま・・・

 

 

ムハンマド「たぶん今日は連絡が来ないね」

ムハンマド「疲れただろ?もう寝よう」

 

 

時間は夜中1:00

布団を敷いて寝る事に・・

 

 

そして、次の日の朝

 

 

起きたのは、9:00頃

 

 

ラヒムは仕事に行ってもういませんでした。

 

起きるとムハンマドは笑顔でした!

 

ムハンマドの寝ていた布団の下から僕のパスポートが!

 

「え?なんであるの?」

 

ムハンマド「夜中2時頃に電話があって、ラヒムと取りに行ってきたんだよ」

 

「ほんとに?なんで起こさなかったの?」

 

ムハンマド「君は疲れていたからね」

 

「ありがとう!!!!!!!」

 

(なんてやさしいんだ!!!)

(ほんで、2時って!!!)

(警察も本人以外にパスポート渡すの!?)

(まあ良かったけど!!)

(ムハンマドとラヒムには心から感謝します)

(ありがとう・・)

 

 

つづく