ベニワレンはじめました!
- 2018.03.28
- コラム
春ですね〜
もう日中は半袖でもいいんじゃないかと思えるぐらいです。
相変わらず花粉症は辛いですけど、、
こんにちは!ヨシカワです!
「ベニワレンはじめました!」ということで、
なんですかそれ、、?という方のために説明していきます!
最近雑誌などでも見る、世界が夢中になっているラグ「ベニワレン」
その真相に迫ります。
ベニワレンとは
ベニワレン(Beni Ouarain)
モロッコ北部のタザという街の近く、アトラス山脈中部に住むベルベル人のベニワレン族が織る絨毯のことです。
この地方の羊は毛足が長く、モロッコで最も質の良い羊毛がとれるため、柔らかく暖かな絨毯が織られるようになりました。もともと、ベニワレンは、お祝い事の贈り物や、嫁入り道具として使われていました。
織り方は
ベニワレンは刈り取った羊毛を洗い、紡いで糸にする作業から始まります。
かつて、白糸は白い羊、黒糸は黒い羊の毛を使用していましたが、現在は白い糸を黒く染めて使用しています。
糸ができたら、木枠に裏地用の糸を通し、羊毛を2cmほどの厚みになるように結んでいきます。
片側だけフリンジがつく「モノフリンジ」はベニワレンの伝統的なスタイルです。
絨毯を織ることは女性の役目で、家事の合間に作業するため、150×200cmのラグサイズで製作期間は約2ヶ月。
手作業で行われるため、すべて一点物です。
菱形は「家を守る」と言った意味が込められています。
「モノフリンジ」・・・片方だけフリンジが付いている
アルヴァ・アアルトも愛した
アルヴァ・アールト(アルヴァル・アールト、Alvar Aalto)、本名フーゴ・アルヴァ・ヘンリク・アールト(Hugo Alvar Henrik Aalto,1898年2月3日-1976年5月11日)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナー。その活動は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐に渡る。
スウェーデンのグンナール・アスプルンドと並んで、北欧の近代建築家としてもっとも影響力があった1人であり、モダニズムに対する人間的なアプローチで知られる。
ユーロ導入まで使用されていた50フィンランド・マルッカ紙幣に肖像が描かれていた。
(wikipwdia参照)
フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトの自邸に何枚ものベニワレンを敷き詰めて愛用していました。
北欧の寒い気候でもウールは、暖かく快適な生活を提供してくれるのです。
モロッコはアフリカで砂漠もあり、暑いイメージがありますが、ベルベル人が住むアトラス山脈は雪が降るほど寒いのです。
そんな温度変化の激しい環境下で育った羊の毛はより上質になります。
アアルトもベニワレンの上でデザインを考えていたのでしょう。
まとめ
ベニワレンとは、いま世界が夢中になっているモロッコの白黒絨毯。
巨匠アルヴァ・アアルトも愛した時代に流されない普遍的なデザイン。
全行程手作業で作られる「ベニワレン」は丈夫で温かみのある印象を与えてくれます。
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