ギャッベとキリムの違い

ギャッベとキリムの違い

こんにちは!ヨシカワです!

 

今回は手織絨毯入門編!

ギャッベとキリムの違いについて書きます。

 

意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

どちらも、ウール(羊毛)で織られた敷物です。

 

まずは写真をどうぞ

 

この2枚の写真を見てどっちがギャッベでどっちがキリムかわかりますか?

 

上がギャッベ

下がキリムです。

 

大きな違いは、毛足があるかないか

 

ギャッベには毛足があります。

キリムにはありません。

 

ではギャッベから見ていきましょう!

 

1、ギャッベ

毛足はだいたい1〜2cmぐらい、、

フカフカとした肌触りが特徴です。

 

裏面はこんな感じです。

毛足がある方が表ですね。

 

 

ちなみに毛足があるのには理由があります。

このギャッベを織って使っているのは、イランの南西部に住むカシュガイ族という遊牧民です。

彼らが住む遊牧地はこんな感じです。

これは遊牧民のテントです。

前に立っているのは僕です。笑

 

地面を見てください!

 

石がゴロゴロころがってます!

 

これを見ておわかりいただいたと思います。

毛足がないと痛いんです。

 

テントの中はこんな感じでギャッベを敷いて使っています。

もともと布団の役割もあったそうです。

だからフカフカであることは重要なんですね。

 

 

次はキリムいってみましょう!

 

2、キリム

見ての通り毛足がありません。

厚みはだいたい5mmほどです。

 

キリムって実はトルコ語で「平織り」っていう意味なんです。

ちなみにイランのペルシャ語では、「ギリム」といいます。

 

平織りなので、裏面も全く同じでリバーシブルで使えます!

ただ、キリムは平織りのモノだけではないので、全てがリバーシブルというわけではありません。

 

このキリムは片面使用ですね。

これは平織りプラス刺繍のように上からさらに糸を入れています。

 

キリムは穀物を入れる袋・馬やロバの鞍(座るところ)・敷物・装飾などいろんな場面で使われています。

 

ギャッベを織るカシュガイ族のテントの中です。

奥を見るとキリムがかけられていますね。

これは、布団などの生活用品は日中は隅によけ、それらをキリムで隠していいるんです。

 

寝ているのは僕ですね。笑

布団としても使います。

 

 

まとめ

ギャッベは砂利の上で使うから、毛足がありフカフカしている。

キリムは平織りという意味。いろんな用途で使える万能な敷物。

 

 

以上、ギャッベとキリムの違いでした!!

 

※今回紹介したギャッベやキリムの写真をクリックすると商品ページに飛べます。